俳優の中尾彬さんが亡くなる3日前までつけていた食日記。
その最後の一品が、妻・池波志乃さん手作りのクリームソーダだったことが話題を呼んでいます。
中尾彬さんは数多くの映画やドラマに出演し、その渋い声と独特な風貌で愛されてきました。
そんな中尾彬さんが大切にしていた「食日記」。
亡くなる直前まで日常を記録し続け、最後に選んだメニューがシンプルでありながら深い愛情を感じる「クリームソーダ」だったのです。
今回は中尾彬さんの食日記、クリームソーダを選んだ背景、そして人生における”食”の大切さについて深掘りします。
中尾彬さんの食日記とは?
食日記をつけることの意味
中尾彬さんは2002年頃から、毎日の食事を記録する「食日記」をつけ始めました。
この日記は、彼の食生活を20年以上にわたり詳細に記録したもので、愛妻の池波志乃さんが作る手料理の他にも外食のメニューが含まれています。
食日記に書いていた内容は
3食、食べたメニューしか書かないよ。レストランで外食をしても、もらってきたメニューを書き出すだけ。味の感想は書かない。簡単じゃないと挫折してしまうから。
引用元:https://asagei.biz/excerpt/49730#goog_rewardedから引用
中尾彬さんは代の食通でも知られていますが、食日記に毎日3食を欠かさず記録し、食事にかける時間を大切にしていたそうです。
中でも中尾彬さんの食生活を支え続けたのは、妻・池波志乃さんの手料理でした。
志乃さんは常に中尾彬さんのリクエストに応えながら、洋食でも和食でも7品ものおかずを、手書きの“お品書き”を添えて用意していたそうです。
中尾彬さんは、食事を通じて夫婦の絆を深め、日々の生活を豊かにしていったのでしょう。
おれが毎日楽しく生活していられるのは志乃がいるからなんだ
引用元:https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_Jisin_2329345/pid_3.htmlから引用
中尾彬さんは常に妻・池波志乃さんへの感謝を口にしていたそうで、夫婦の絆が深まる食卓は、まさに二人の幸せな日常の象徴だったののかもしれませんね。
食日記をつけるきっかけ
食日記をつけようと思ったきっかけは、コメディアン、故・古川ロッパさんの「ロッパの悲食記」(ちくま文庫)を拝読したから。ロッパさんは戦争経験者で、舞台と日記と食事に情熱を傾けていたから、読んだら食の大切さをつくづく痛感したんだよね。「生きるためには食を重視しないと」と、改めて思わされた。
引用元:https://asagei.biz/excerpt/49730#goog_rewardedから引用
中尾彬さんはこの本の影響で食生活に対する考え方を大きく変え、日記を通じて健康管理を行うようになったのです。
中尾彬さんは、日記を通じて自分の健康状態を把握し、必要に応じて食事内容を見直すなど重要なツールとして活用していました。
健康管理の一環として、食日記は欠かせない存在となり、日々の食事が健康に与える影響を実感していたのでしょう。
彼にとって、一番のご馳走は旬の食材を使った料理だそうで、毎年変わらない季節感を味わうことに喜びを感じていました。
中尾彬さんが大切にしていたのは、食日記を通じて旬の食材を楽しむこと。
メニューに旬の食材を好んで取り入れることで季節を感じ、食事を家族や友人と楽しむ時間としていたのです。
中尾彬さんの食日記は、ただのメニュー記録ではなく、人生観や価値観が表れています。
妻の池波志乃さんがメニューに困った際には、過去の食日記を参考にし、旬の食材を活かした料理を提案することもあったそうです。
最後のメニューは妻・池波志乃さんのクリームソーダ
手作りクリームソーダが持つ特別な意味
クリームソーダを口にしたのは中尾彬さんが亡くなる3日前でした。
中尾彬さんの食日記には、クリームソーダが最後の食事として記録されていて、ただの飲み物ではなく、中尾彬さんの人生の終わりを象徴するものとなりました。
クリームソーダは、昔ながらの喫茶店メニューとして多くの人に愛されていますよね。
中尾彬さんは具合が悪くなっても頑張って、亡くなる前日まで自力で歩いていたそうですが、おそらく体はかなり弱っていたのかもしれません。
体の弱っていた中尾彬さんがこの一品を選んだ背景には、懐かしさや日常の小さな幸せを感じる意味があったのかもしれません
私も小さい頃、家族で食事に行くと、必ずと言っていいほど注文していたのがクリームソーダでした。
クリームソーダは甘くて爽やかな味わいが特徴ですが、中尾彬さんにとっては、食欲を失っている時でも食の楽しみを与えてくれるもので、心の安らぎをもたらすものだったのかもしれませんね。
中尾彬さんが最期に口にしたクリームソーダは、池波志乃さんとの深い絆を示すものであり、人生の思い出が詰まった一杯だったでしょうね。
池波志乃さんは、最後の最後まで夫・中尾彬さんとの最後の時間を大切にし、最期を見守りました。
中尾彬さんにとって、甘さと冷たさが優しく心を癒やしてくれるこの飲み物は、最後まで愛する人の温かさを感じるものだったのでしょう。
池波志乃さんの愛情がたっぷり詰まった手作りのクリームソーダは、中尾彬さんにとって最期のご褒美になりましたね。
まとめ
今回は今回は中尾彬さんの食日記、クリームソーダを選んだ背景、そして人生における”食”の大切さについて記事にしました。
中尾彬さんの最後の食事が妻の手作りクリームソーダだったという事実は、食の持つ愛情や日常の大切さを改めて教えてくれました。
日々の食事を大切にすることは、人生がより豊かになることにつながるかもしれません。