ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手が東京ドームで行ったボクシング防衛戦でのファイトマネーが10億円を超えていたことが発表され、話題となっています。
井上尚弥選手といえば、史上2人目となる2階級での「WBA」「WBC」「IBF」「WBO」の4団体統一を達成したボクシング世界チャンピオンです。
もはや日本史上最高のボクサーと言っても過言ではありませんね。
そんな井上尚弥選手のファイトマネーも日本人最高額となり、ファイトマネーと年収について気になったので調べてみました。
井上尚弥の年収は?
これまでに井上尚弥選手は28戦全勝(25KO)という成績を残していますが、現在世界最高のボクサーの1人で、その年収も気になりますよね。
いったいボクサーの年収はどのくらいなのかを調べてみました。
プロボクサーの年収は一般的には50〜200万円と言われています。プロボクサーの年収はファイトマネーと呼ばれるボクサーが試合を行う報酬として受け取ることができる試合給に大きく依存します。日本では、下位のボクサーが試合一回あたり数万円から、トップクラスの選手が数百万円以上を稼ぐことがあります。
引用元:https://agaroot.co.jp/job/professionalboxer/
プロボクサーは1年間に4試合しか試合ができないのですが、試合で受けるダメージも大きいためほとんどの選手が1年間に2試合ほどしかできません。
そして1試合当たりに受け取るファイトマネーは、C級ライセンスで6万円、B級ライセンスで10万円、A級ライセンスで15万円以上となっており、そこから所属ジムがマネジメント料を33%差し引いた残りの金額が手取りとなっているのです。
1試合当たりの金額 | 年収(年間2試合) | |
日本チャンピオン | 100万円〜 | 200万円〜 |
日本ランカー(10位以内) | 30万~100万円 | 60万円~200万円 |
日本チャンピオンでも年収200万円ほどしか稼げないため、アルバイトなどで生計を立てている人がほとんどです。
世界タイトルマッチ級になると、もっと多くの収入を得られるようになるのですが、選手の人気(集客数)やTVの放映権料によってその額が大きく変わってくるようになるようです。
井上尚弥選手は実力はもとより、人気も高く、4団体の統一チャンピオンでもありますから、ファイトマネーも大きく跳ね上がることになりますよね。
世界戦でのファイトマネーの最高額で言うと、2015年5月2日に行われたメイウェザー(アメリカ)VSパッキャオ(フィリピン)戦でメイウェザーが得たとされる1億8000万ドル(約216億円)が史上最高額となっています。
井上尚弥選手は2023年にスティーブン・フルトン選手、マーロン・タパレス選手と試合をしており、スティーブン・フルトン選手との試合のファイトマネーが6億4000万円、マーロン・タパレス選手との試合のファイトマネーが6億円とも言われていますから、ファイトマネーだけで軽く10億を超えています。
そのほかにもスポンサー契約や書籍出版、テレビ出演、CM契約などの収入がありますから、さらに多いことになりますよね。
井上尚弥選手が、年間3試合行うことになれば20億円を超える可能性もありますね。
実は井上尚弥選手に対して、サウジアラビアで試合が行われるという情報もあるようです。
5月にサウジアラビアで行われた、ヘビー級のフューリーvsウシク戦のファイトマネーは、ボクシング史上最高額の総額500億円規模と言われています。
井上尚弥選手はサウジアラビアのエンターテイメントイベント『Riyadh Season』と、およそ30億円のスポンサー契約を締結したこともあって話は進んでいるようですね。
もしも井上尚弥選手がサウジアラビアで試合を行うとなると、そのファイトマネーは100億円を超える可能性もありますね。
過去の日本人最高額
東京ドームで行われた試合は指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦し、初回に試合では人生初のダウンを喫してしまいます。
<#プライムボクシング 速報>
井上尚弥 vs ルイス・ネリ1R半ば、ネリの左フックで
井上尚弥がダウン。はたしてこの試合、一体どうなる…!?
プライムビデオで独占ライブ配信中
▶️https://t.co/pcBLUBuywx
#東京ドーム #InoueNery pic.twitter.com/tIYLXyqT05— Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) May 6, 2024
その後、ネリ選手から3度ダウンを奪い返して逆転勝ちし、6回1分22秒でTKO勝ちしました!
https://twitter.com/i/status/1787514479283962359
井上尚弥選手が今回の試合で稼いだ金額は放映権料やスポンサー収入、グッズ販売など全てを合わせ10億円を超えていることを、所属ジムの大橋会長が公表しました。
一般的な試合ではジムに33%が入り、残りの67%がボクサーに入ると言われていますので、計算してみると井上尚弥選手のファイトマネーは6億7000万円以上ということになりますね。
これまでの日本人最高額は、2022年4月にさいたまスーパーアリーナで行われた、ミドル級世界2団体統一戦でファイトマネー6億円(推定)を稼いだ元WBA同級王者・村田諒太(帝拳ジム)さんでしたが、井上さんはこの記録を大幅に更新しました。
東京ドームでのボクシングの試合も1990年のマイク・タイソン以来、34年ぶりで、22万円の最高額チケットも即座に完売し、4万3000人の観客を集める熱狂ぶりでした!
初回に自身初のダウンを奪われながらも、何事もなかったかのように立ち直り、相手を圧倒した井上尚弥選手の規格外の強さは化物と言ってもいいですね。
世間の反応
それだけ巨額の金額になると、対戦相手にもその金額に見合う選手でなければいけませんから、相手選びが難しいかもしれませんね。
まとめ
今回は井上尚弥選手のファイトマネーと年収について調べてみました。
同じ時代にリアルタイムでその強さをみることができることは、とても幸せなことなのかもしれませんね。
次回の試合でも井上尚弥選手の活躍に期待しています!
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