「朗希、大丈夫かな……」「インピンジメント症候群ってそんなに重いの?」
自身初の中5日登板後に“右肩インピンジメント症候群”と診断された佐々木朗希選手。
そのニュースに、心配の声がファンの間で広がっています。
この記事では、NPB時代との違いや中5日登板の影響、復帰時期の見通し、さらにはダルビッシュ有選手などの過去の事例も交えて、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、今後の見通しと注意すべきポイントが見えてきますよ。
中6日から中5日へ。メジャーでの環境変化が与えた影響とは?

佐々木朗希投手は、ロッテ時代には「中6日」が基本の登板スケジュールで起用されていました。
しかし、2025年5月9日、ドジャースで初の「中5日」で先発登板。
これはMLBでは珍しくないローテーションですが、日本で大切に育てられてきた佐々木選手にとっては、かなりの負荷だった可能性があります。
佐々木朗希選手は高校卒業後、千葉ロッテに入団し、中6日で先発したのは、実は2023年10月14日のオリックス戦(京セラドーム)が最初です。
それまで千葉ロッテでは球団方針により、中10日以上の間隔を空けて登板していました
日本の宝を壊さないために、大事に育てられてきたんですね。
実際、SNS上では、

「まだ若く、これからの選手なので、焦らずじっくり治してほしいです。」
という声が多く見られました。
中には


インピンジメント症候群とは何か?どんな治療が必要?

「インピンジメント症候群」とは、肩関節内で腱や滑液包が骨に衝突して炎症を起こす状態のことです。
投手に多いこの症状は、放置するとパフォーマンス低下や長期離脱につながることもあり、治療には注意が必要です。
治療法
安静と投球制限
理学療法(物理療法)
コルチゾン注射(炎症の抑制)
PRP療法(多血小板血漿注射)など
調べてみると、痛みの程度や炎症の状態によって回復までの期間は大きく異なるようです。
ダルビッシュ有の事例から見る「復帰までのリアル」

実は、ダルビッシュ有投手も2018年に「右肘のインピンジメントと炎症」と診断されました。
当時の経緯
5月:右上腕三頭筋腱炎でDL入り
6月末:インピンジメント症候群と診断
治療法:コルチゾン注射+リハビリ
一度はリハビリ登板するも再発
2018年シーズン中の復帰はならず
本人が「痛みの恐怖がなくなった」と語ったのは2019年7月
つまり、表面的には数ヶ月の離脱に見えて、実際は約1年以上の離脱になったということです。
このように、インピンジメントは症状の度合いや選手の身体の状態によっては、極めて長期化するリスクもあるんです。
朗希の復帰はいつ?軽症なら○週、重症なら○ヶ月?

佐々木朗希選手の正確な症状の程度は公表されていませんが、仮に軽症であれば…
約2〜4週間でキャッチボール再開
6週間〜2ヶ月で実戦復帰
一方、もしダルビッシュ選手のように再発や炎症の長期化があれば、今季中の復帰が難しくなる可能性もあります。
さらに負担の少ないフォーム修正や筋力強化なども必要になる場合もあります。
ドジャースは「状態を慎重に見極める」としており、無理な早期復帰はない見込みです。
最悪、保存療法で効果が得られない場合、関節鏡視下手術手術が必要なケースもあるようです。
ファンの声と求められる“慎重な復帰”
X(旧Twitter)などでは、心配の声と同時に応援の声も多く上がっています。
「令和の怪物をムリさせないで」
「ドジャースはちゃんと守ってくれるかな」
「朗希ならきっと戻ってきてくれる」
中には「大谷翔平と同じ轍は踏まないでほしい」という声もあり、慎重な対応が求められています。
まとめ:怪物の復活に必要なものとは?
佐々木朗希選手が経験したインピンジメント症候群は、決して軽く見るべきものではありません。
ですが、ダルビッシュ有選手のような事例を通して「正しい治療と時間をかけたリハビリ」があれば、復活は十分に可能です。
ファンとしては、
「焦らない」
「待つ」
「信じる」
この3つが今できる最大のサポートかもしれませんね。
これまでに、松坂大輔、ダルビッシュ有、大谷翔平など多くの選手が活躍しましたが、ほとんどの選手が過去に怪我を経験しています。
スポーツ選手にとって、怪我はつきものですからね。
佐々木朗希投手のこれまでの経緯から「それみたことか」と心無い言葉をかけたくなる気持ちもわかりますが、異国の地で挑戦している若者を応援していただきたいですよね。