1978年ポーランド生まれ、2000年大学卒業後に、アメリカ・ニューヨークに渡る。ファッション、アート、クラフト、パブリックアートの垣根を越え、心体の複雑な相関性のメタファー、日常的な出来事、インスピレーションや希望を、伝統的なかぎ針編みの技法で、ヴィヴィットな糸を使って表現している。ブルックリンを拠点に、世界中のギャラリーや美術館、公共スペースで作品を発表。編み物をアートとして認めさせたいという強い想いを持ち、女性の権利や男女平等、表現の自由を、作品を通じてサポート。作品制作に留まらないアクティブな表現活動を続けている。
http://oleknyc.com/
ティルダ・ビョルフォスが、パリで出会ったコンテンポラリーサーカスの可能性に魅了され、数人のアーティストと共に1995年にスウェーデンで創立。世界中のステージやフェスティバルで20年間に200万人以上を動員し、2001年・2005年には日本でも公演を行なった。また、NPO団体として様々な教育的活動にも取り組んでおり、これまでに40万人の子供たちや若者に対して、コンテンポラリーサーカスの訓練や教育プログラムを実施してきている。スウェーデンでは、今やコンテンポラリーサーカスはアートとして認められており、幼稚園から大学、老人ホームなど様々な場所で出会うことができる。2018年10月、世田谷パブリックシアターにて最新作「limits」公演予定。
http://www.cirkor.se/
1981年アイスランド生まれ。幼い頃から曽祖母・祖母から編み物を習い、伝統的なアイスランドの編み物を継承してきた。2011年に、曽祖母の名前をつけたかぎ針編み物の本「Þóra - heklbók」を初めて出版。これまでの編み物の本になかったデザイン性の高さでベストセラーとなり、かぎ針編みアーティストとして認められるようになった。公共物を編み込むヤーン・グラフィティなどのアーティスト活動を続けながら、毎年1冊ずつ出版。アイスランドの伝統的な編み物に、劇中でも訪れているキューバ・ハバナで出会った色使いや模様を融合した独自の作品を作り続け、また編み物文化の継承のために、幅広い年齢層を対象にかぎ針編みを教えている。
https://www.instagram.com/tinnahekl/
1940年東京生まれ。64年多摩美術大学卒業後に渡米し、66年クランブルック・アカデミー・オブ・アート修士課程修了。インテリア・ファブリック・デザイナーとして勤務、大学で教鞭を取った後、70年に帰国。テキスタイル・アーテイストとして開いた展覧会をきっかけに、布の特質を分析し、布と人間の関わり合いに注目、子どもたちが遊んで大きなうねりとなることで完成する「集団ハンモック」のリサーチを始める。79年に国営沖縄記念公園にて、初めてハンモックの遊具を発表し、子供たちの人気を集める。89年に夫のチャールズ・マッカーダムの故郷、カナダ・ノバスコシア州ブリッジタウンに移住。国営昭和記念公園の仕事を始めるにあたって、90年に2人でインタープレイ・デザイン・アンド・マニファクチュアリング社を設立。その後、カナダで教鞭を取りつつ、多くの専門家と協力して世界各地で数々の作品を発表。カラフルなナイロンの糸で手編みされた遊具はメンテナンスされながら、長きに渡って、世界中の子どもたちの想像力を刺激し続けている。日本国内では、2010年こども環境学会賞デザイン賞・13年第7回キッズデザイン賞を受賞した彫刻の森美術館「ネットの森」(09)、札幌・国営滝野すずらん丘陵公園「虹の巣ドーム」(00-10)、富士山こどもの国「クモの巣ネット」(98)、山梨・豊富シルクの里公園「スペースネット」(94)、立川・国営昭和記念公園「虹のハンモック」(90)にて楽しむことができる。
http://netplayworks.com/
カナダ・モントリール在住、アイスランド人映像作家・アニメーター。デンマークやアメリカで実験アニメーションを学んだ後、長編映画のアニメーションパートやミュージックビデオ、短編映画を制作し、世界各地の映画祭やアートイベントに参加。本作が満を持しての長編デビュー作。