へずまりゅうは動画で何した?迷惑系の事件で炎上も選挙で当選した理由

奈良市議選(2025年7月20日投開票)で、かつて迷惑系YouTuberとして名を馳せたへずまりゅう氏が、なんと市議会議員に当選。

過去には炎上騒動や逮捕歴まであった人物が、なぜ地方自治の世界で支持を得たのか?

また、過去に起こした事件とはどんな事件だったのでしょうか?

この記事では彼の経歴から騒動の詳細、掲げた公約や当選の理由、そして市民の反応までを深掘りします。

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なぜ当選?へずまりゅうが奈良市議選で票を集めた理由

へずまりゅうの画像
出典元:https://pbs.twimg.com/media/GwT0Tq6WkAAkTns?format=jpg&name=mediumから出典

注目を集めた選挙公約「鹿と市民を守る」

へずまりゅうさんは、今回の奈良市議選で「奈良公園のシカへの暴力・虐待から守る」「メガソーラー建設反対」「中国人による土地買収阻止」という独特なスローガンを掲げました。

観光地・奈良公園では、外国人観光客によるマナー違反や鹿への危険行為がたびたび問題になっています。

そこに切り込んだ公約は、地元住民の一部に強く響いたようです。

自身の「更生」や「市民と鹿を守る議員」といったアピールが今回の当選に繋がった理由です。

「保守的だが具体的」とも評価され、観光地特有の課題に現場レベルで寄り添おうとする姿勢が見えた点が注目されました。


SNS戦略と知名度の強さ

へずまりゅうの鹿保護活動の画像
出典元:https://pbs.twimg.com/media/GwTIcRYXYAE8oBi?format=jpg&name=mediumから出典

彼が他の候補と圧倒的に違ったのは、ネットでの知名度と拡散力

YouTube登録者は減ってはいるものの、X(旧Twitter)やTikTokなどでは継続して発信を続けており、選挙期間中も「誰よりも話題になった候補」としてバズり続けていました。

選挙カーではなくスマホ1台で情報を発信し続け、20代〜40代の無党派層に強くアプローチした点が、従来型の選挙戦とは一線を画しました。


有権者に響いた行動

へずまりゅうさんは奈良市議選の1年以上前から鹿の保護活動を継続

毎日のように現地をパトロールし、SNSで情報を発信するという行動を繰り返してきました。

派手な言動だけでなく、地道な継続活動を重ねたことによる“行動力”が、市民に「この人、本気かもしれない」と感じさせた要因の一つです。

また、「失敗しても再起できる社会にしたい」という本人の発言からは、過去の騒動としっかり向き合い、社会貢献へと意識をシフトさせた意志も感じられます。

そうした姿勢に対して、ネット上や地域の一部からは「意外と誠実」「応援したくなる」という評価の声も上がり始めていました。

へずまりゅう氏は、今回の奈良市議選が初めての選挙挑戦ではありません。実は、これまでにも選挙に出馬したことがあります。

2021年 参議院山口選挙区補欠選挙(落選)

2021年に行われた参議院山口選挙区補欠選挙では、NHK党(現・政治家女子48党)から出馬しました。

この時は、政治への意欲というよりは話題性重視と見られる側面が強く、結果は落選

公約もややネタ要素が強く、政治家としての真剣さを疑問視する声も少なくありませんでした。

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へずまりゅうとは何者?経歴と迷惑系動画での炎上

へずまりゅうの画像
出典元:https://pbs.twimg.com/card_img/1946875902220279808/b-6ovokv?format=jpg&name=mediumから出典

本名や出身などプロフィール情報

項目内容
本名原田将大(はらだ しょうた)
生年月日1991年5月9日
出身地山口県防府市
身長181cm
学歴防府市立佐波小学校 → 防府市立佐波中学校 → 鴻城高校(サッカー推薦・のちレスリング部)→ 徳山大学経済学部ビジネス戦略学科卒
学生時代の活動サッカー部(高校入学当初)、レスリング部(インターハイ出場、大学はオリンピック目指すも挫折)
主な職歴地元スーパー(アルバイト・正社員)、新日鉄住金(日本製鉄)2年間、日本製紙半年
逮捕歴学生時代・社会人時代:複数(窃盗事件等)、これにより解雇歴も
YouTuber活動迷惑系YouTuberとして活動、過激動画で注目。チャンネルBANや度重なる逮捕経験
格闘家・タレント活動YouTuber引退後、格闘技イベント参戦やタレント活動
政治活動2021年 参議院山口補選立候補(落選)、2025年 奈良市議選出馬表明
資格危険物取扱者乙種4類、ボイラー技士2級など
その他エピソードSNS等で更生をアピールし、動物保護活動(奈良の鹿パトロール)にも従事
備考波乱万丈な経歴:サッカー少年→大手企業→迷惑系YouTuber→格闘家・タレント→政治家志望

へずまりゅうさんの本名は原田将大(はらだ しょうた)さん。

名前の由来は「へずま」は、本人が好きな沖縄の方言で「悪ガキの集団」という意味があり、それを気に入って自分の苗字にしたそうです。

「りゅう」は琉球(沖縄の旧名)の「琉」から取っており、沖縄にゆかりのある響きを意識しています。

山口県防府市出身で、山口県のサッカー強豪校・鴻城高校にスポーツ推薦で入学します。

しかしながらいじめやトラブルでレスリング部に転部します。

レスリングのインターハイ出場経験があり、大学時代はにはオリンピックを目指していました。

ところが体罰や怪我、厳しい上下関係により、夢は叶いませんでした。

大学卒業後は地元スーパーでアルバイトを経て正社員に。

その後、一般企業に勤めるも、途中で退職し、YouTube活動に専念しました。

YouTuberとしてのスタートは2019年ごろ。

過激な言動で知られる「迷惑系」と呼ばれるジャンルに属し、次第にネット上で話題の人物になっていきます。


迷惑系YouTuberとしての活動歴

へずまりゅうさんは、ヒカルさんやラファエルさんなど、他のYouTuberへの無断での突撃や飲食店での迷惑行為、大声での注意喚起動画など、視聴者の「ヒヤヒヤ」を狙うスタイルが特徴でした。

中でも有名なのが、2020年にスーパーで魚の切り身を開封して食べ、会計を試みた動画でした。

また、大阪の衣料品店で「偽物でしょ」と店員に詰め寄り業務を妨害した威力業務妨害・信用毀損などの罪に問われ、懲役1年6か月、保護観察付き執行猶予4年の有罪判決を受けました。

公判中には涙を流す場面や一部の迷惑行為について「罪を認める」といった発言もありましたが、判決後の動画などで「反省はゼロ」とも発言したことで、世間からは誠実な謝罪とは受け取られていないようです。

へずまりゅうさんはその過激さからファンも多い一方で、「やりすぎ」「公共の迷惑」といった批判も絶えず、SNSでは炎上を繰り返していました。


逮捕・炎上・謝罪など過去の事件まとめ

へずまりゅうの魚の切り身事件の画像
出典元:https://pbs.twimg.com/media/GvoPP-uaoAAh2z4?format=jpg&name=900×900から出典

彼が大きく報道された事件の一つに、2020年に起きたスーパーでの「魚の切り身無断開封事件」があります。この行為により窃盗罪で逮捕され、一時期はネット界から姿を消すことに。

また、コロナ禍の時期に感染が判明したにもかかわらず、各地を移動し迷惑をかけたことでも批判を浴びました。

「二度と迷惑行為はしない」と誓って活動を一時休止していた時期もありましたが、再び動画投稿やSNSで復帰。

その後、政治活動を意識した発言が増え、2023年頃から選挙に関心を示すようになりました。

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奈良市民はなぜ投票した?へずまりゅう当選に対する反応

SNSの画像

X(旧Twitter)やYouTubeコメントの声

SNS上では、当選が報じられるや否やすぐにトレンド入り。
Xでは、

「へずまりゅうはなんだかんだ1年鹿運動やり切たのは大したもんだなとも思う、鹿しかやってないって言っても鹿すらやらない人の方が多いしな。」引用元:https://x.com/loveyraichi1/status/1946939446739575204から引用

「へずまりゅうが市議会選挙当選ってまじかー!」
引用元:https://x.com/ro_chai/status/1946908055679144373から引用

へずりゅうさん当選確実ってマジ? 鹿の保護と外国人問題に関しては誰よりも活動してたと思います!
引用元:https://x.com/ulesen90/status/1946921619815026800から引用

といった驚き・ネタ感・期待が入り混じったコメントが多く見られました。


肯定的な意見と否定的な意見の温度差

実際の市民の声も賛否が分かれています。

肯定派の意見

  • 「へずまさん本当に立派になったと思います 素晴らしい!人は変われるんだなって思いました」

  • へずりゅう市議会議員。 シンプルにおめでとう。 頑張って欲しい。

  • へずりゅう に…こんな日が訪れるとは。 色んなことあったけど、今が全て 」

否定派の意見

  • 「市議にふさわしくない」

  • 「過去の行動を忘れたわけではない」

  • あんなやつを議員にしてはいけない」

市議としての本格的な活動が始まれば、その評価も今後大きく変動することでしょう。


地方政治の変化を求める空気感

このへずまりゅう当選は、ある意味で「政治に変化を求める空気感」の現れかもしれません。

変わり映えしない候補者では何も変えられないと感じる人が多くいるのでしょう。

従来の選挙では届かなかった層である若者、ネット世代、無関心層に対して、強烈なインパクトと訴求力で訴えかけた点は見逃せません。

それほど現代社会に渦巻く不満は大きいのでしょうね。

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まとめ

迷惑系動画で炎上を繰り返しながらも、へずまりゅうは自らの過去を逆手にとって奈良市議会への扉を開きました。

選挙戦でのSNS活用、公約の尖り方、話題性といった現代型戦略が奏功した結果とも言えるでしょう。

地方自治に新しい風を吹き込むのか、それとも懸念通りの混乱を招くのか。

今後の行動に注目が集まります。

一度炎上した人でも、やり直せるチャンスがあるのが民主主義の面白さ。

とはいえ、議員はエンタメではない。今後の彼の本気度が、本当に試されるのはこれからです。

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