長嶋茂雄の自宅はどこ？田園調布３丁目から上北沢、佐倉の実家まで徹底解剖

上北沢の旧宅

1960〜70年にかけて、長嶋茂雄さんは
東京都世田谷区上北沢に居を構え、
プロ野球選手として、
また読売ジャイアンツ監督として
黄金期を築きました。

この邸宅は７LDKとも言われ、
当時、緑豊かな環境と利便性を兼ね備えた
理想的なロケーションでした。

その後、上北沢の旧宅は売却され、
購入者が当時の内閣総理大臣
佐藤栄作元首相だったという逸話が残ります。

さらには中曽根康弘元首相が
家賃40万円で居住したとも言われ、
政財界にも縁があった邸宅としても
知られています。

しかしながら、
1967年（昭和42年）10月22日、
自宅に強盗が侵入し、
妻亜希子さんを包丁で脅迫する事件が
起こります。

犯人は非常ベルの音に驚き、
何も盗まずに逃走しましたが、
亜希子夫人は手に軽い怪我を負いました。

そういった経緯も、
その後の田園調布への引っ越しへの一因に
なったのかもしれません。

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残念ながら、現在ではこの土地に
高級マンションが建設され、
往時の豪邸は姿を消してしまい、
見ることはできないようです。

一体どんな家だったのか気になりますが、
時代の流れとともに
街の風景も変わってしまうのは
仕方がないことなのかもしれませんね。

佐倉市の実家
プロへの“原点回帰”スポット

長嶋茂雄さんは千葉県佐倉市臼井町で
生まれ育ちました。

京成臼井駅近くの実家は、
近所の野球好きの子どもたちが集う場所で、
高校卒業まで過ごした
プロ入り前の基礎を築いた場所です。

長嶋茂雄さんの実家は、
長嶋さんのご両親が亡くなった後、
兄の武彦さんが住んでいましたが、
武彦さんも2011年（平成23年）に
亡くなりました。

武彦さんが亡くなった後、
武彦さんの子どもが相続しましたが、
転勤で千葉市に住んでいるため、
引き続き空き家のまま
放置されている状態が続いていました。

2016年に出た記事によると、
建物も傷み、敷地内には
雑草が生い茂った状態であると報じられ、
多くのファンも心を痛めていたと言います。

そのような荒地となっていたこともあり、
ゴミの不法投棄なども問題となり、
ネズミや蛇が棲みつくなど衛生環境も悪化し、
近隣の方々も心配な状況となっていました。

長嶋茂雄さんが生まれ育ったこの家は、
かつてはファンが訪れる
「聖地」でもありましたが、
現在は主を失い、静かに時を重ねるだけの
場所となっています。

現在では、行政による対応も
検討されていると報じられています。

ミスターの住まいに秘められた
「人柄」と「こだわり」

長嶋茂雄さんが田園調布に自宅を新築した
1971年当時の背景や理由は、
主に以下の点が挙げられます。

家族との穏やかな生活環境を求めて

田園調布３丁目といえば、
日本でも有数の高級住宅地ですよね。

美しい街路樹や整備された街並み、
駅を中心に放射状に広がる
近代的な都市計画が特徴です。

政財界の要人や著名人が
多く住むエリアであり、
静かで緑豊かな環境は、
家族と穏やかに暮らすのに
理想的な場所とされてきました。

また、
田園調布はプライバシーが守られやすく、
著名人が安心して暮らせる地域としても
知られています。

生活の利便性や社会的ステータスの面でも
大きな魅力がありました

現役引退後の人生を見据え、
都心の喧騒から離れた
静かな高級住宅地である
田園調布を選びました。

落ち着いた街並みと豊かな自然環境は、
家族とゆったり過ごすのに
理想的な場所だったとされています。

教育環境や生活利便性の重視

田園調布は有名私立校や進学校が多く、
子育てにも適した地域です。

子どもたちの教育や将来を考え、
文化的な環境で育てたいという
家族の意向も大きく影響しました。

プライバシーと安全性の確保

著名人が多く住むエリアであり、
近隣住民の理解も深いため、
プライバシーが守られやすい環境でした。

メディア対応なども考慮し、
安心して生活できる場所として
選ばれました。

仕事と生活の拠点としての機能

自宅には長嶋さんの個人事務所
「株式会社オフィスエヌ」も併設されており、
住居と仕事の拠点を一体化させることで、
効率的な活動やマネジメントが
可能となりました。

このように、
田園調布の自宅は単なる住居ではなく、
家族・仕事・プライバシー・教育といった
多面的な要素を満たす、
長嶋茂雄さんの人生の後半の
拠点として建てられました。

長嶋茂雄さんは
田園調布での生活において、
地域コミュニティとの交流も
大切にしていました。

地元の祭りに参加したり、
行きつけの店を持つなど、
田園調布での生活を
心から楽しんでいたことが伝えられています。

大スターで豪邸に暮らしつつも、
気さくに地元住民と交流するなど、
その人柄もまた
長嶋茂雄さんの魅力の一つでもありますよね。

派手さを避け、
節度ある暮らしを貫いた点は、
多くのファンの共感を呼んでいます。

まとめ

田園調布、上北沢、佐倉市と、
それぞれの邸宅は、長嶋茂雄さんの
キャリアと人柄を象徴するステージでした。

高級住宅街の豪邸にはスターの風格が、
旧宅には黄金時代の熱気が、
実家には原点への思いが息づいています。

彼が築いた「住まいの軌跡」を辿ることで、
ミスターの素顔と歩みを
より深く感じ取っていただけたら幸いです。