お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さんが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)であることを公表し、SNSでは驚きの声が上がっています。
睡眠時無呼吸症候群は「太っている人がなる病気?」と思われる方も多いかと思いますが、実際には痩せてる人も発症することがあるようです。
しかも、大人だけではなく、子供も発症することもあるんです。
この病気は、放置すると心筋梗塞など、最悪の場合は命に関わることも。
そこで今回は、なぜ痩せている人でも睡眠時無呼吸症候群になるのか、その原因や対策を詳しく解説します。
この記事でわかること。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の基礎知識
- 痩せていてもSASになる原因
- 高橋茂雄さんのSASの背景
- SASのリスクと症状
- 改善方法と対策
痩せているのにSAS?その原因とは
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H3: 喉や顎の構造が影響する
睡眠時無呼吸症候群のの主な原因は、気道が狭くなって呼吸が止まることです。
太っている人がなる病気というイメージが強いですが、痩せている人でも、さまざまな原因で気道が塞がることがあります。
- 顎が小さい
- 舌の付け根が大きい
- 扁桃腺が大きい
これらの原因の中で高橋茂雄さんは、顎が小さいことが当てはまるようです。
自分の場合は、骨格的に顎が小さくて、それが原因だと言われました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/29f63d2854243a9825051d38a4068b4261517d4fから引用
確かに顔立ちを見ても、比較的顎が小さめで、これが影響原因として発症している可能性がありますね。
H3: 遺伝や体質が影響する
SASは家族歴があると発症しやすいことが分かっています。
特に、気道の狭さや顎の形などは遺伝の影響を受けることが多いです。
高橋茂雄さんの場合も、顎の小ささが原因のようなので、遺伝的なことを考えると、ご家族の方にも同じように睡眠時無呼吸症候群の方がいるのかもしれませんね。
高橋茂雄さんのSASはなぜ発覚した?
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H3:いびきの指摘を受けて発覚
高橋茂雄さんが睡眠時無呼吸症候群であるとわかったきっかけは、あるテレビ番組での収録がきっかけでした。
テレビ番組で、(自分が)寝ているところの映像を見るという企画があって、それを見ていたら、めっちゃいびきをかいていて、(時折)呼吸が止まっている様子が見受けられたんです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/29f63d2854243a9825051d38a4068b4261517d4fから引用
高橋さんは眠いなと感じ、昼寝をすることもあったそうですが、睡眠時無呼吸症候群と考えたことはなかったそうです。
高橋茂雄さんは番組を機に病院で検査を受け、睡眠時無呼吸症候群の診断を受け、現在は治療を続けているそうです。
たまたまテレビの収録で睡眠時無呼吸症候群に気づくことができましたが、睡眠時のことってなかなか気づきませんよね。
それだけに、気づくのが遅れることもありますから、怖い病気ですね。
睡眠時無呼吸症候群のリスクとは?
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H3: 心血管疾患のリスクが上がる理由
睡眠時無呼吸症候群を放置すると、どうなるかというと、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるようです。
普通、睡眠時には交感神経のはたらきが徐々に下がると言われています。
しかしこの病気の人は交感神経が上がったままになることで、活動的になり、それにより血圧が上昇します。
例えるなら、何もしていないのに、走っているような状態になるのです。
そうなることで、血管がギュッと締まったり、不整脈や動脈硬化が進んだりするため、脳や心臓の血管が詰まりやすくなるんです。
知らない間に進行する病気なのでとても怖いですよね!
H3: 日中のパフォーマンス低下
また、睡眠の質が悪くなると、記憶力や集中力などが低下し、仕事や日常生活に影響が出るようになります。
具体的に言うと、日中の眠気や倦怠感が増して、疲れが取れず、パフォーマンスが落ちることもあります。
しかしながら全ての人に症状が出るわわけではないようです。
大人だけではなく、子供にも
実は、睡眠時無呼吸症候群は大人だけではなく、子供でも発症することがあります。
睡眠時無呼吸症候群の子供のは、神経が過敏になったり、落ち着きがな口なったり、怒りっぽくなったりうるようです。
睡眠時無呼吸症候群を治療せず、放置していると、子どもの成長にも影響があるようです。
睡眠が妨げられると、成長ホルモンの放出や神経細胞の発達が阻害されて、身長が伸びにくくなったり学力が低下したりする可能性もあるため注意が必要です。
引用元:https://medicalnote.jp/diseasesから引用
治療法
睡眠時無呼吸症候群の治療にはいくつかあります。
・体位治療(横向きで寝る)
・口腔内装置治療(マウスピース)
・CPAP(持続陽圧呼吸)療法
・手術(咽頭、鼻、上下顎)
・舌下神経電気刺激療法
H3: CPAP療法の活用
CPAP(シーパップ)療法とは、口にマスクを装着し、機械で空気を送り込むことで無呼吸になるのをを防ぐ治療法です。
しかしながら、口にマスクを装着するため、違和感が強く、睡眠中に無意識で外してしまう人が多いようです。
また息苦しかったりすることで、習慣化できない人も多いそうです。
調べてみると、治療効果が出るには、1日4時間以上かつ1週間の70%以上の使用が必要です。
そのため、習慣化して、長期間の治療が必要なようです。
効果が出るのは個人差があると思いますが、習慣化ができるかどうかが、治療のために1番必要なことかもしれませんね。
H3: 生活習慣の見直し
日常生活での改善点としては以下のようなことが挙げられます。
これらの生活習慣を取り入れることで、睡眠時無呼吸症候群の症状が軽減する可能性もあるようです。
しかしながら、これらがストレスにならないようにバランスを取ることも大事ですよね。
誰もが気になるQ&A
Q1: 痩せている人はSASになりにくい?
A1: いいえ。痩せていても顎の形や遺伝的要因で発症する可能性があります。
Q2: SASは治る病気?
A2: はい。CPAP療法や生活習慣の改善で症状を大幅に改善できます。
Q3: いびきをかいている人は全員SAS?
A3: いいえ。いびきがあるからといって必ずしもSASとは限りませんが、検査を受けることをおすすめします。
今後の展望と予測
睡眠時無呼吸症候群の認知度は年々高まっていますが、太っている人だけがなる病気という誤解はまだまだ根強く残っていますよね。
今後は、痩せている人も発症するリスクがあることが認知され、より多くの人が早期検査を受けるようになるかもしれません。
また、最新の治療法や装置の改良により、今後はより快適な睡眠時無呼吸症候群の治療が可能になる可能性が高いですね。
まとめ
高橋茂雄さんが睡眠時無呼吸症候群であることは、太っている人だけではなく、痩せている人でもリスクがあることを示す重要な事例ですよね。
睡眠時無呼吸症候群は命に関わるような危険性がある病気ですので、早期発見と適切な治療が大切です。
他人事と思わず、少しでも気になる症状があれば医療機関に相談するようにしましょう。