パリオリンピックで贈られたメダルが劣化していると話題になっています。
努力を重ねてオリンピックでメダルを獲得したアスリートからしたら、とても残念なことですよね。
パリオリンピックのメダルはフランスの造幣局であるモネ・ド・パリが担当していますが、時間もそれほど経過していないのに劣化してしまった理由はなぜなのか、劣化問題の影響について調べてみました。
この記事でわかること
・メダルを製造したのはどこ?
・劣化問題の影響は?
劣化の原因

最初にメダルの劣化について明かしたのはパリ五輪の男子スケートボードのストリートで銅メダルを獲得した米国代表のナイジャ・ヒューストンさんでした。

ナイジャ・ヒューストンさんはメダル獲得後1週間でメダルが劣化していることをインスタグラムで報告しました。
Tokyo 🥇vs. Paris 🥇 pic.twitter.com/rkZyRKcuY3
— Viktor Axelsen (@ViktorAxelsen) August 11, 2024
出典元:https://x.com/ViktorAxelsen/status/1822588512337617082から出典

さらにデンマーク代表でパリ五輪のバドミントン男子シングルスで連覇を遂げたビクトル・アクセルセンさんは東京オリンピックで獲得したメダルとの比較した画像を投稿しました。
投稿はメダル獲得から6日ほどしか経っておらずあまりにも劣化が早すぎますね。
逆に東京オリンピックの金メダルは変わらず輝いていたため、そのクオリティの高さに目が行きますよね。
ナイジャ・ヒューストンさんは
汗のかいた肌にちょっとだけ触れたり週末友人にかけたりしただけで劣化してしまったように感じる
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/26957479/?escode=pcmax
ビクトル・アクセルセンさんは
少し汗をかいた状態で肌に触れさせたり、週末に友人たちに着けさせたりしたところ、思ったほど、高品質ではないことがわかった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce762bd9063d95cc39fc0bc28b7094b82b29f5a1
1位・2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるもの1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り
引用元:https://jewelry-you.jp/topics/olympic-medalから引用
製造はモネ・ド・パリ
そもそもメダルについては開催国が調達するようになっています。

パリオリンピックでメダルの製造を請け負ったのは、フランスの造幣局であるモネ・ド・パリです。

設立は西暦864年と古く、それ以来途切れることなくずっと稼働してきた、つまりフランスで一番古い企業なんですね。

モネ・ド・パリはこれまでに1896年アテネオリンピック、1900年パリオリンピック、1924年パリオリンピック、シャモニー冬季オリンピック、1992年アルベールビル冬季オリンピックのメダルを製造するなど経験と実績は十分ですよね。
メダル劣化は何に影響する?
東京オリンピックの時は大阪市にある独立行政法人の造幣局が製造を担当しました。
共通しているのは自国の通貨の製造を請け負っていることです。
通貨の製造に関わるということは、それだけ責任が重い仕事ということですね。
日本の紙幣は、偽造できないように様々な工夫がしてあることはよく知られていますよね。

その裏には確かな技術があるという証拠で、パリオリンピックのメダルがこれほど劣化が早いということは、その国の技術や品質、信頼につながることですから、とても残念としか言えませんね。

パリオリンピックにのメダルの劣化の原因はまだわかっていませんが、原因究明とメダルの交換をすることを表明しているようですが、信頼回復となるかどうかわかりませんね。
交換されたメダルがまた劣化なんてことにならなければ良いですが…
まとめ
今回は劣化してしまった理由はなぜなのか、劣化問題の影響について調べてみました。
努力して掴んだメダルが劣化してしまったなんて、アスリートにとってはとても悲しい出来事ですよね。
また、メダルを国の造幣局が製造しているため、劣化問題は国への信頼低下につながる怖れもあります。
国の威信のためにも高い品質を保たなければなりませんね。
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